ACSP 一般社団法人コンピュータ教育振興協会

試験の特徴

「2次元CAD利用技術者試験」は、CADを利用するための知識を持ち、さらに図面を正しく理解してCADを利用した作図を効率的にこなすことができる技能を証明できる試験制度です。3次元による設計・製造が進むものづくりの現場では、一方で、従来からの2次元図面も広く利用されており、2次元図面の読み描きのできる人材が必要とされています。本試験の合格者=2次元CAD利用技術者は、日本のものづくりの担い手として、その活躍が求められています。

※国から講座受講料の支援を受けることができる「教育訓練給付金制度」の対象資格です。
※全国工業高等学校長協会主催の「ジュニアマイスター顕彰制度」対象資格です。

試験概要

2次元CAD利用技術者試験1級概要

1級(機械) 1級(建築) 1級(トレース)
受験対象者 CADシステムを利用し、設計・製図業務に従事して1年以上の実務経験、または1年以上の就学経験を有する方を想定して試験を行います。CADシステムの操作ができるだけではなく、将来、設計者やオペレーターの管理業務を目指す方が対象です。
合格後の進路 機械設計事務所、機械・設備メーカー、CADインストラクター 建築設計事務所、住宅・設備メーカー、CADインストラクター 建築・土木設計事務所、機械・アパレル・インテリアメーカーおよび、派遣・在宅のCADオペレーター
受験資格 2級または1級(1級2級ともに旧称号含む)の有資格者。
※お申し込み時には、2級または1級(1級2級ともに旧称号含む)の認定番号の入力が必須です。2次元CAD利用技術者試験2級は、受験日の翌日10時以降にならないと認定番号が付番されませんのでご注意ください。
資格名/称号 2次元CAD利用技術者試験1級(機械) 2次元CAD利用技術者試験1級(建築) 2次元CAD利用技術者試験1級(トレース)
受験料 15,000円+消費税   ※過去の1級合格者は10,000円+消費税
試験時間 80分 13:40~15:00(保存時間含む)   ※筆記問題、実技問題のどちらから始めても構いません
試験方法 ■実技試験+筆記試験(25問)
CADシステムを使用した実技問題(DXFデータを保存したフラッシュメモリを提出)と専門知識を問う筆記問題です。
※解答枠のダウンロードは事前に行っておいてください(行っていない場合は採点対象外となります。また、当日の提供は行いません)
試験内容 実技試験
■機構部品の作図
リンク構造、カム構造
■適切な数値(カタログ、要目表などからの作図、機械要素部品
■投影図からの作図
第三角法
■RC図
平面図、断面図、立面図、矩形図、部分図、展開図
■木造
平面図、断面図、立面図、部分図、展開図
■編集・レイヤ設定能力
図形の編集、コマンド機能、レイヤ設定
■トレース能力
図面のトレース
■投影能力
投影関係と形状理解
※実技試験では、出題される分野の専門知識は必要ありませんが、図記号、線種などの知識は必要となります。
筆記試験
■機械製図の知識
設計技術者に要求される資質、機械製図の基礎、材料、サイズ交差<寸法公差>とはめあい、幾何公差、表面性状、加工方法、機械要素
■建築製図の基礎知識
建築業務の基本知識、建築製図、建築の主な構造、建築の主な材料と部材、モデュール、建築法規、建築業務と建築図面の役割
■建築生産の電子情報
情報の伝達と共有、建築CALS/EC/、3次元CAD、コンピュータによるシミュレーション
■製図の知識
図面の名称、線の種類と用途、寸法補助記号、図記号(建築、機械、土木、電気)
合格基準 実技試験・筆記試験が各5割以上、および総合が7割以上。
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2次元CAD利用技術者試験2級概要

受験対象者 CADシステムを利用した設計・製図などの業務に従事することを目指す方、もしくは従事して間もない方を想定して試験を行います。1級へのステップアップとしてだけではなく、CADシステムの運用やデータの管理に関する業務を目指す方が対象です(2級の合格は1級受験の必須要件です)。
合格後の進路 1級の受験、設計事務所・メーカーの営業、派遣・在宅のCADオペレーター、CADインストラクター
受験資格 制限なし
資格名/称号 2次元CAD利用技術者試験2級
受験料 受験料:5,500円+消費税
試験時間 60分
試験方法 ■筆記試験(60問)
(CBTシステムによる多肢選択方式)
※全国にある専用のCBT試験会場で実施
試験分野 ■CADシステム
CADシステムの概要と機能、CADシステムの基本機能、CADの作図データ、CADシステムとハードウェア、CADシステムとソフトウェア、ネットワークの知識、情報セキュリティと知的財産、CADシステムの運用・管理と課題、3次元CADの基礎知識
■製図
製図一般、製図の原理と表現方法、製図における図形の表現方法
合格基準 CADシステム分野・製図分野が各5割以上、および総合が7割以上を合格基準とします。
出題比率は、CADシステム:60%、製図:40% です。
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2次元CAD利用技術者試験基礎概要

受験対象者 これからCADを本格的に学ぶことを目的とした、3ヶ月程度の就学者を想定して試験を行います。2級および1級へのステップアップとしてだけではなく、将来、設計や製図、CADシステムの販売等の業務を目指す方が対象です。
受験資格 制限なし
資格名/称号 2次元CAD利用技術者試験基礎
受験料 4,000円+消費税
試験時間 50分
試験方式 ■筆記試験(50問)
(IBTシステムによる多肢選択および真偽方式)
試験分野 ■CADシステムの知識と利用
CADシステムの概要と機能、CADシステムの基本機能、CADの作図データ
■CADシステムのプラットフォーム
CADシステムとハードウェア、CADシステムとソフトウェア、ネットワークの知識、情報セキュリティと知的財産、コンピュータの操作、OSの基本操作
■製図の知識
製図一般、製図の原理と表現方法、製図における図形の表現方法
■図形
三角形、四角形と多角形、円、三平方の定理、三角関数、立体図形
合格基準 総合7割以上を合格基準とします。
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委員会紹介

一般社団法人コンピュータ教育振興協会(ACSP)では、各主催試験が社会のニーズに合致し、公平かつ技術者の育成に貢献する試験となるような方針の立案と、試験問題の作成、精査、検証ならびに普及・拡大に関する提案を行う目的で、主催試験ごとに「試験委員会」を設置しています。委員は学識者または専門的知識を有する方を協会が推薦し、理事会の承認を得て決定しています。

委員会役員を紹介します

木村 謙 氏

建築委員会 委員長 木村 謙 氏

エーアンドエー株式会社 マーケティング本部 本部長

1992年早稲田大学大学院修了 博士(建築学)
在学中より建築設計におけるICT利用の研究に従事。
早稲田大学助手を経て2004年よりエーアンドエー株式会社勤務、2018年より現職。
Computer Aided Designの原点である設計者を支援する道具を提供すべく奮闘中。
主な研究開発業績に歩行者シミュレーションソフトウェアSimTread(グッドデザイン賞)